最近、よく耳にするエクオールという物質
エクオールとは美容と健康に役に立つものだと最近の研究でわかってきました。
エクオールはまだまだ解明されていないことがたくさん。
しかしわかっているだけでもエクオールの効果はすばらしいものなんです。
エクオールとはいったい何?
エクオールとは簡単に言ってしまえば、摂取された大豆製品が腸内で変化した物質のこと
納豆や豆腐などの大豆製品を食べると、腸内で大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分がエクオール生産菌の働きによってエクオールに変化します。
大豆イソフラボンが体に良いということはかなり知られていることです。
しかし大豆イソフラボンのままだと効果が弱いらしく、エクオールへ変化するとその効果は素晴らしいものになるようですね。
エクオールの効果
しわを予防する美肌効果
女性ホルモンと似た構造を持つ大豆イソフラボンは女性にいいというのは有名な話ですね。
女性ホルモンには肌の水分を保ながらコラーゲンをつくる働きがあります。
40代も半ばをすぎると女性ホルモンは急に減少するのですが、減少した女性ホルモンを補う働きをしてくれるのが大豆イソフラボンから変化したエクオールなんです。
目尻のしわが気になる中高年の女性に、エクオールを12週間摂取してもらうという実験で目尻のシワが改善されたという結果も出ているのです。
更年期症状の軽減
更年期障害はほてりやのぼせ、不眠や倦怠感、首や肩のコリなどの症状を引き起こして女性には辛いものです
更年期症状の軽い人はエクオールの量が多く、重い人はエクオールが少ないことが中高年の女性の方を対象にした調査でわかりました。
更年期症状が重い人には朗報ですね
男性ホルモンの働きを抑える作用
エクオールの効果は女性だけのものではないのです。
エクオールには前立腺がんの原因となる過剰な男性ホルモンの働きを抑える作用があるのです。
その他男性が気になる脱毛なども抑制できるのでは。。。と考えられています。
中高年以降元気でいるためにも必要なエクオール
エクオールには骨を強くする効果があります。
高齢者の方に多い骨粗鬆症、これも女性ホルモンの低下によって骨密度が減少しています。
体内でエクオールを作れる人は、豆乳を毎日飲むことでエクオールの量が増えているのです。
その他にもエクオールを作れる人の方が、7年後に介護認定を受けたり死亡した割合が少なかったかとが東北大学の調査でわかっています
動脈硬化、糖尿病など、更年期以降のメタボリックシンドロームのリスクを減らす効果もエクオールにはあるのです。
エクオールは体内で誰でもつくれるの?
エクオールを多く作れると健康で長生きでき、そして女性は美しくいられるということがわかってきました。
でもそのエクオールは誰でも作れるものでしょうか?
実はエクオールは体の中で作れる人と作れない人がいるのです