現在、日本で定められている国民の祝日は年間で15日となっています。
平成26年5月30日に新たに8月11日が「山の日」とする法律が公布され、平成28年から国民の祝日は年間16日となります。
この中で、成人の日・海の日・敬老の日・体育の日はハッピーマンデー制度において、従来の決まった日から、特定の週の月曜日に変更されて3連休となるように制定されています。
国民の祝日を月毎に紹介
1月の祝日
元日
1月1日
1年の最初の日・年の初めを祝う日として国民の祝日となりました。
元日の朝のことを「元旦」といいます。
成人の日
1月第2月曜日
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日」として制定されました。
2月の祝日
建国記念の日(けんこくきねんのひ)
2月11日
「建国をしのび、国を愛する心を養う」1966年の祝日法改正により国民の祝日に加えられ、翌1967年2月11日から適用されました。
3月の祝日
春分の日
2月11日
日付は、国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、官報で発表されています。
「国民の祝日に関する法律」により春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として昭和23年に制定されました。
4月の祝日
昭和の日
4月29日
昭和天皇の誕生日でもある4月29日に「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み国の将来に思いをいたす」として2007年より制定されました。
2006年までは昭和天皇が自然を愛したことにちなんで「みどりの日」と呼ばれていました。
5月の祝日
憲法記念日(けんぽうきねんび)
5月3日
1947年5月3日に日本国憲法が施行したのを記念して制定されました。
みどりの日
5月4日
1989年から2006年までは4月29日だったが2007年より5月4日を「みどりの日とする」改正祝日法が可決され施行されました。
「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としている。
こどもの日
5月5日
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日」として制定されました。
また「端午の節句」として男の子の成長を祝う日でもあります
7月の祝日
海の日
7月第3月曜日
「海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日」として制定されました
元々は「海の記念日」という記念日だったものが1996年から「海の日」として祝日になったようです。
8月の祝日
山の日
8月11日
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」として平成26年5月30日に公布されました
山の日は平成28年1月1日から施工されます
9月の祝日
敬老の日
9月第3月曜日
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日」として制定されました。
敬老の日の始まりは、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の門脇政夫村長が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と9月中旬の15日を「としよりの日」と定め敬老会を開いたことにあると言われています。
秋分の日
9月22日もしくは23日
春分の日と同様、日付は国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、官報で発表されました。
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として1948年に施行されています。
10月の祝日
体育の日
10月の第2月曜日
「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう日」として制定されました。
昭和39年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたので、昭和41年より祝日となっています。
余談ではありますが、東京オリンピックの開会日がなぜ10月10日になったかというと、10月10日は東京地方の「晴れの特異日(毎年その日には特定の天気が現われる傾向が強いこと)」だったのでこの日に開会式が行われたそうです
11月の祝日
文化の日
11月3日
「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として制定されました。文化勲章の授与式が、皇居では行われます。
勤労感謝の日
1月23日
「勤労をたっとび、生産を祝い国民互いに感謝しあう日」として制定されました。
戦前に行われていた新嘗祭(にいなめさい~その年の収穫を感謝するために天皇が行っていた祭儀)の日付をそのまま「勤労感謝の日」に改めたものであるようです。
12月の祝日
天皇誕生日
12月23日
「天皇の誕生日を祝う」として制定されました。第二次世界大戦終結までは、天長節(てんちょうせつ)と呼ばれていました。